仮想現実系作品すこ…。
どうも、いるぷるーです。
皆さんは百合展、ご参加されたことはありますか?
百合展とは、2016年から毎年行われているイベントであり、
ヴィレッジヴァンガードさん主催で百合関連作品のイラスト展示や、グッズ販売を行っているイベントです。
(2019年は私も参戦しています。)
実はその中で私、めちゃくちゃ絵柄に惹かれた作品があったんですよね。
それがこの「リリィシステム」という作品。
展示のイラストを見て、マジで惚れました。
(表紙はかっこいい系ですが、中身の女の子まーじで可愛いです)
リリィシステムってどんな作品?
表紙の女の子2人が主人公の漫画ですが、
話自体はこの一冊で完結しています。
VRヘッドセットのような機器を頭部につけ、仮想現実の中でまるで世界で2人だけになってしまったような…そんな神秘さや繊細さを感じさせる表紙がとてもお気に入りなんですが…。
表紙絵が好きすぎて、Tシャツ買っちゃった!
(送料の関係で他にも色々買っちゃったけど、反省も後悔もしてないです。)
せっかく今回Tシャツを購入したので、「リリィシステム」のご紹介をしていきたいと思います。
田舎町に住む女子高生・奈々と瑞希はふとしたことから納屋の奥にあった古ぼけた謎の機会を発見する。その機械が二人を不思議な世界へ誘って!? 仮想現実×百合のメカニカルガールズストーリー!
というあらすじです。
(みずきとなな…)
なにより私が推したい点!
①仮想現実で繰り広げられる、仮想じゃないガールズラブストーリー
②直接表現はないものの、どことなくエロチックな描写。(そして若干のホラー表現)
③2人の距離が近づくにつれ、消えていく仮想と現実の境界線。
④印象に残るセリフの多さ、哲学的表現
⑤圧倒的な描き込みの精密さ!
短い本編の中でも、
風景に一ページ使って仮想現実の壮大さを読者にイメージさせたり、
現実とはかけ離れた場所で、実際に想いを通じあわせる2人、
そしてラストの展開には驚かされました。
2人の物語がどのような結末を迎えるのか、必見です。
若干のネタバレあり考察
そして読んだ人たちに問いかけたいのは、
「あのセーラー服たちは一体何者だったのか?」
多分、これラストの展開に深く関わってると思うんですよね…。
(解釈次第では怖いけど、ある意味ハッピーエンド)
「制服にとって中身のあたしたちは魂なんだよ」
離れ離れになることなく、仮想世界で『魂だけ』になった2人は、
幸せになりましたとさ…。
おわりに
また、この一冊の中には
「リリィシステム」他、短編が二作収録されていますので、そちらも要チェックです(この二作は百合ではない)
Tシャツ二枚届き次第、レビューしたいと思いますが、
今回はここまでにしておきたいと思います。
今回は短編百合漫画、「リリィシステム」のご紹介でした。